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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究プロジェクト

探究ゼミ「文学模擬裁判」本番

7月から進めてきた文学模擬裁判の探究ゼミが、集大成を迎えました。

昨年度までの2年間は、冬休みの探究プロジェクトとして、何日か集中した期間でこの文学模擬裁判を開催してきました。同じく『羅生門』を扱った昨年度の最初の様子はこちらです。

今年度から通年での取り組みとしましたが、ここまでは、生徒も、そして担当教員も、試行錯誤しながらの道のりでした。用意されたシナリオを棒読みに読むだけになってしまったり、出席者が少なく議論が深まらなかったり・・・。

しかし、短期集中型ではなく、長期の間みんなで考えてきたからこそできるものというのがあるな、と、今日の本番でこちらも学ばせて頂きました。

今日は、演技指導から始まりました。21日の段階ではまだ「高校生が演じていた」感が強かった老婆が、しっかり老婆の口調、立ち居振る舞いに変わっていたのには驚きました。3年連続で龍谷大学からお越し頂いた札埜先生からの色々な指導/質問に対して、どの参加者も、これまで考えてきたことを淀みなく伝えていました。これは、7月から読みを深めてきたからこそのことだったと思います。

続いて、こちらも3年連続でお話頂いている弁護士の松田先生から、弁護士という仕事の話、『羅生門』裁判で扱う法律の知識の話を頂きました。松田先生が開発に取り組まれているボードゲームの紹介も頂きました。是非使わせて頂く機会を取りたいと思います。

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本番。開廷は13:00。演技指導の結果を活かした、過去2年以上の激論が交わされました。

これまで数多くの模擬裁判を見てこられた札埜先生が驚いておられたのは、「裁判官からの補充質問の多さ」。今回は、検察側から被告人への質問と同じくらいの長時間にわたり、裁判官から多くの質問がなされました。厳しい言い方をすれば、これは「弁護側/検察側双方の詰めの甘さ」ということになるのですが、裁判官側の本気度を表すものでもあります。検察側の質問からずっと立ちっぱなしだった被告人役には申し訳ないことをしましたが、あの場にいた全員の読みが深まる時間となったはずです。

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今年の判決は昨年度と異なり、過剰避難を適用したうえで、執行猶予無しの懲役2年となりました。文字にするとこれだけですが、場にいた全員が、全力で、被告人を有罪/無罪にするために議論を戦わせた結果です。懲役2年の重さを感じていない人は、1人もいないでしょう。3時間を超える長丁場となりましたが、良い裁判となったと思います。

次年度も、題材を変えて行います。同じように通年での実施とする予定ですので、今回面白かった人は、是非次年度も参加して下さい。経験者がいてくれることで、このゼミ自体の解像度が上がります。

そして何より、この経験が皆さんの人生において、少しでも有益なものになればよいなと思っています。

毎年ご協力下さっている札埜先生、松田先生、本当にありがとうございました。

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