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慶應義塾大学SFC連携講座の開催

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 慶應義塾大学総合政策学部ならびに環境情報学部との第一回連携講座を開催しました。本校では2004年度から本講座を開設していますが、毎回学部長をはじめ大学の教授が直接講義を担当していただき本校の生徒に大学学部で学ぶ「学問の概要」と「学ぶことの意義」を伝え、学問に対する関心や探求心の高揚に資することを目指しています。今回は総合政策学部の小島学部長様と河添教授様にお越しいただき、「両学部の概要・理念および入試について」というテーマでお話しいただきました。

 両学部と高大連携を行っている学校は全国(附属高校は除く)でも本校のみで、公開講座を開講している高等学校は他にはありません。また両学部は全国で初めてA・O入試を導入したことでも知られていますが、この高大連携講座は両学部が行う一般AO入試に候補者を推薦する「推薦AO入試」も兼ねています。因みに昨年までに4名の生徒がこの講座を受講して入学しました。


 冒頭、小島学部長のお話で「同大学は2008年に創立150周年を迎える長い歴史と伝統を有している。毎年の卒業式には卒業後25年経た方を、入学式には卒業後50年の方を招待しているが、時間の許す方はほとんどご出席いただいている。このように愛校心を持ち全国的に社会で活躍されている素晴らしい方が数多くおられる。」ということを紹介されました。


 河添教授からは学部の詳しい内容や学生達の取り組みについての説明がなされましたが、その中で“社会においては課題を発見しその解決のために情報を集め企画する。そしてその企画について相手を説得していくというプレゼンテーション能力が極めて大切である。皆さんはこういった力を是非育てて欲しい。”ということをお話していただきました。生徒38名・保護者29名の出席者全員がお二人のお話しに引き込まれ、1時間半はあっという間に過ぎてしまいました。お話の後には生徒達から活発な質問が出されましたが、通常の学校の授業では得られない貴重な経験をしたのではないかと思っています。これから7月まで更に2回本講座が開かれることになっていますが、“自らの進路は自ら切り拓く”という思いで積極的に取り組んで欲しいと思っています。


 ご多忙中にもかかわらず、本連携講座のために遠路お越しいただきました小島学部長様、河添教授様に心より感謝申し上げます。