教育実習生を迎えて
6月12日(月)、15名の大学生が緊張の面持ちで職員朝礼に参加、教育実習が本格的にスタートしました。例年、本校ではこの時期に卒業生を中心に教育実習生を受け入れていますが、本年度はすでに4週間の実習に入っている2名、本日より3週間の実習に入る13名、更に来週から2週間の実習を予定している5名、計20名が7月1日(土)まで教育実習を行うことになっています。
教科は英語・国語・社会・音楽・美術・技術・情報・養護等さまざまですが、それぞれあらかじめ決められたクラス担当から指導を受け、最後の1週間は実際に授業を行うことになっています。
職員朝礼終了後、私から全員に実習にあたっての心構えをお話ししました。最初に挨拶ということについて質問しましたが、漢字を書けない人も何名かいたようです。挨拶は“心を開いて相手に迫る”という意味であり、コミュニケーションの第一歩である。大きな声でしっかりと挨拶して欲しい。次に、「日本の将来は暗い」と思っている人が多いようだが、年の差のあまりない生徒達は皆さんの後姿を見ている。皆さん一人ひとりの言動が生徒達に大きな影響を与えることになる、生徒達が将来を明るいと感じ、希望を持てるようにふるまって欲しい。更に、社会で活躍している人は自らの目標を持ってその実現に努力している。この期間に自ら求めて積極的に色々なことを学んで欲しい。そして、少し前より書き始めた「健康管理に留意する」「先輩の良いところを盗む」「毎日5分間の反省をする」という校長メモを配布しました。これから引き続き何回か校長メモを渡していこうと思っています。
今回の実習生の中の何人かは、将来実際に教職につき生徒達に教えることになるでしょう。是非、この実習を通じて教育の重要性を再認識すると共に、教えることの楽しさや難しさを身をもって味わって欲しいものです。
そして、これを契機として自らの教育にかける夢を育て、自己研鑽を積み重ねていって欲しいと願っています。