新しい学校づくり ~③業務を見直す
現在、本校では新しい学校づくりにあたってやるべき課題を明確にし、具体的な業務に落とし込む作業を行なっていますが、人間教育の充実や学力の向上をはかるためには新たな業務が大幅に増加することになります。
しかし、現在やっていることをそのまま継続して新しいことをやろうとすると「人がいない」「時間がない」「予算がない」といったできない理由が先行しがちです。新しいことをやるためには推進体制の強化をはかっていかなければなりませんが、単に人員を増やせば解決するというものではありません。今やっていることをそのままにして新たなことをやろうとすると、どうしても業務量が増え総花的で中途半端な取り組みになってしまいます。その結果「労多くして功少なし」ということになり、高い教育効果が得られないという恐れがあります。
そのため、原点に戻って〝生徒を育てるために何をすべきか〟という視点ですべての業務の見直しを行ない、来年度以降の教育計画に反映していくということにしました。具体的には新しい業務を始める一方で、各分掌、各学年、各教科において「やめる」「減らす」「まとめる」「標準化する」「ならす」という切り口で現行業務の改善提案をしてもらいました。現在これらを集約していますが数多くの有効な提案が含まれています。これからすべての業務を「重要度」「緊急度」「業務量」という観点で「新規にやるもの」「改善するもの」「やめるもの」という三つに分類し、来年度の計画の中に取り入れていきたいと考えています。