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中学英語暗唱大会

 12月12日(火)、中学生の部の英語暗唱大会が行われました。この大会は、今年で35回目になる本校の伝統行事の一つであり、中学生全員が本大会に備えて後期の授業開始時あるいはそれ以前から、それぞれの学年の指定する課題に約2ヶ月もの間取り組んできました。本年は、中学1年生9名、中学2年生8名、中学3年生12名の計29人が代表となり発表しました。生徒にとっては、およそ600人もの大勢の聴衆の前で、しかも英語で発表することなどめったにあることではありません。緊張するのは当然ですが、一人ひとりが身振り、手振りをまじえながら緊張を感じさせないほどに素晴らしい発表を行ないました。それぞれにこれまで何度も繰り返し練習を積んで来た努力の跡が感じられ、この経験の中で鍛えられた精神力、そして培った学習の習慣は、今後の生徒の成長を必ずや後押ししてくれるものと確信しました。
 〝学ぶことは真似(まね)ぶこと〟という言葉がありますが、暗唱はまず先生の真似をすることから始まります。そのステップを経て自分のスタイルへ練り直し、更にそれを大勢の前で発表するまでに仕上げていくのは、並大抵のことではありません。この大会で発表をしたのは代表者ですが、事前の選考会においては、中学生全員がクラス全員の前で発表をしています。このため発表者の緊張を聞き手も一身に感じ、まさに発表者と鑑賞者とが一体となった大会となりました。毎日の絶え間ない練習がこのような大きな成果に結び付けられることを全員が学んだのではないかと思っています。
 私は最後の講評で、反復練習の大切さと国際化が進む中で英語の力をしっかりと磨いていって欲しいということを話しました。今回の経験を踏まえて生徒達が今後一層飛躍してくれることを願っています。
 なお、本大会の結果は、今月22日の授業最終日に発表し表彰する予定です。