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後期始業式にあたって

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 10月4日(木)、汗ばむような天気の中で、後期の始業式と全校朝礼を行ないました。本日からは冬服・合服に切り替えたため、男子はネクタイ、女子は大きなリボンを着用することになりましたが、全校朝礼後にはいつものように頭髪や服装のチェックも実施されました。
  私は、始業式で本学園の創立記念日について次のような話をしました。〝雲雀丘学園は昭和24年(1949年)にサントリーの創業者である鳥井信治郎氏をはじめとする地元の皆さんの熱い思いで設立されました。それから58年の月日が流れ、今では当時のことを語り継げる人はほとんどいなくなりました。しかし、現存する書物を紐解くと、学園創立の精神が明確に謳われています。これを要約すると『しっかりと親孝行し、将来社会で活躍するリーダーを育成する』ということになります。皆さんの中には、「自分はリーダーにはなれない、無理だ」と思っている人がいるかもしれません。でも、考えてみると生まれた時には全員が裸の赤ん坊なのです。生まれつきの医者もいませんし、弁護士も、会社の社長も、芸術家もいません。イチローや松井のような大リーガーもいません。今、社会で活躍している人を見ると、例外なく自分なりの確固たる目標を持ち、この達成に向けて日々努力を継続しています。そして、何度も失敗をしてきているのです。成功している人は、これまで最も数多くの失敗をしてきた人かも知れません。仮に99パーセント失敗しても、最後の1%成功すれば良いのです。どうか皆さんは鳥井信治郎初代理事長の口癖である「やってみなはれ。やらなわかりまへんで。」というチャレンジ精神で力強く後期をスタートしてください。〟
  これは生徒だけに限ったことではありません。何歳になってもチャレンジすることによって人間は成長していくと思います。雲雀丘学園に集う全員がこのような気概を持って取り組むことにより、関西を代表する素晴らしい学園を目指していきたいものです。