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干支にまつわる話(Ⅱ)

十干
十二支

  我々は年を指す時に通常西暦や明治、大正、昭和、平成を使用しているため、干支というのは馴染みが薄いようですが、西暦から干支を簡単に求める計算式がありますので紹介します。
まず、十干を求めるには、西暦から3を引いて10で割ります。余り1=甲、2=乙・・・・余り0=癸となります。例えば今年は2008年ですからから3を引いた1の位は“5”即ち“戊”となります。
次に、十二支を求めるには、年数から3を引いて12で割った、余りの数字を求めます。1=子、2=丑となり、余り0=亥というように、その数字の順番がその年の十二支に当たります。
  同じように2008から、3を引いた2005を12で割ると、余りは1、一番目の“子”となります。
この組み合わせによって、今年の干支は“戊子”となるのです。

わが国の歴史を紐解いてみると、次のようになります。
  壬申の乱 672年  (672-3)÷10=69・・・9 壬
               (672-3)÷12=55・・・9 申
  戊辰戦争1868年 (1868-3)÷10=186・・・5 戊
              (1868-3)÷12=155・・・5 辰
  甲子園開園1924年(1924-3)÷10=192・・・1 甲
               (1924-3)÷12=160・・・1 子   
一度、辛亥革命や自分の生まれた年を調べてみてください。
  1911年 辛亥(かのとい)
  1990年 庚午(かのえうま)
  1991年 辛未(かのとひつじ)
  1992年 壬申(みずのえさる)
  1993年 癸酉(みずのととり)
                            ≪続く≫