日本の次世代育成を考える委員会に出席して
10月19日(火)午後、関西経済同友会『日本の次世代育成を考える委員会』のパネルディスカッションにパネラーとして出席しました。
この委員会では〝グローバル化、少子高齢化が加速し、景気が後退する中で広がる格差社会、それらを背景とする青少年問題の増大などわが国の現状は、非常に大きな危機の時代にある。このような逆境の時代に耐えて、安心して暮らせる社会が安定的に形成されるためには、我が国の将来を担う人材を育てる他はない。厳しい社会環境を乗り越え、正しく豊かで、かつ社会・国の発展に貢献しようとする志の高い次代を担う子ども達を育てるために、今の次世代育成環境の何が問題で、それをどう解決すればいいのかということが最優先課題である。〟という基本認識に立って委員会活動を行なっておられます。
そして、次代を担う子ども達、特に人格形成から社会で活躍するための基本的な知識や態度を習得する小学校から高校までの範囲の子ども達をターゲットに、学校、家庭、地域社会から行政まで次世代育成を取り巻く環境がいかにあるべきかを研究し、提言を行なっていくことを目指しておられます。
本日は、最初に私から日本における教育の課題、学校において起きているさまざまな事象、学校の組織風土、学校現場から企業にお願いしたいこと等についての基調講演を行ないました。この後、パネラーである3人の校長から自己紹介とそれぞれ感じている教育界の課題を発表し、続いて竹花豊委員長の司会で4人のパネラーによるディスカッションを行ないました。
その後、場を移して正副委員長会議が開催されましたが、参加されている皆様とパネラーとの教育にかける熱い思いが交錯し、活発な意見交換がなされました。子どもは国の宝であると共に親や教師や社会の鏡です。産業界の皆様や保護者、地域の皆様の協力を得て次世代の人材を育てていきたいものです。