学校選びのポイント・・・2
昨日に続いて学校選びのポイントを考えてみたいと思います。進学実績など目に見える数字だけではその学校を判断できない事があります。何を目指し、生徒の育成にあたってどのような事を考えているのか、その背景にある教育理念や教育観といったものはなかなか目には見えてきません。しかし、これが元になって日常の子どもの指導が行われてきます。大変重要なポイントになります。
例えば、コース制を取ってみても各学校によって大きくその特徴がでてきます。競争至主義といいますか、競争原理だけで子どもの学力向上を考えていると思われるような傾向の見受けられるところがあります。テスト毎や学期毎など頻繁にクラス替えやコース替えを行うといった事がそれにあたります。また、「成績上位のコース」が一クラスだけといったものもその傾向にあると考えられます。求めるレベルや水準が明確にあれば、それに到達したものが多くなれば当然クラスも増え、一クラスだけとは限らない筈です。逆のケースもあります。コースは変更しないで、その中で生徒を育てるといった場合です。この場合も、このコースはここまでといったように伸び代を限定してしまっては根本は同じことになります。競争を否定する考えは持っていません。競争があるから向上心も生まれます。仲間と力を合わせる事も学びます。
一見同じように見えてもその中味は大きく違うものです。コースに分かれていれば、生徒間に微妙な感情の問題なども生じてきます。それらをどう捉え、指導していくのかといったことも大切な課題です。これらをシッカリ見極めていくといった事が、大切な学校選びのポイントになります。