« 憲法記念日 | メイン | 「こどもの日」 »

新学年に相応しい学習習慣を

 ゴールデンウィークもいよいよ終盤です。今年は天候にも恵まれましたので、グランドなど校外で行う部活動も十分行えたでしょう。緊張してスタートした新学期の疲れもとれたのではないでしょうか。連休が明けると体育大会、一週間後に中間考査と大きな学校行事が続きます。この残された休暇中に、新学年に相応しい学習習慣が確立されているか各自で振り返って欲しいと思います。
 家庭学習の時間は学年プラス1時間と言われたりします。そうすれば、中学1年生と高校1年生は同じ時間で良いのかということになりますが、これはあくまでも目安です。同じ1時間と言っても集中力や作業量は個人によって違いがあります。ただ、その日に学習した事を復習し、次の日の予習を行うには最低でも2時間は欲しいという事になります。当然の事ですが、平日のことです。受験を控えている高校三年生にとっては、文字通り学年プラス1時間以上欲しいところです。決して連続した時間という事ではありません。細切れでもかまいません。トータルとして一日の生活の中でこれだけの時間をどう生み出すか工夫が必要です。家庭学習の時間をうまく確保している人は、連続した時間をどう生み出すかも大事なところですが、食事までの少しの時間や入浴後の就寝までの時間などの積み上げをうまく生かしています。発想の転換をしてみてはどうでしょうか。帰宅後、就寝までの時間は全て学習の時間とし、その中に食事や入浴などの休憩をどう当てはめるかを考えるという方法です。下校するまでの学校にいる間の時間も含め、新学年に相応しい質と量を備えた学習習慣を確立しましょう。