中学受験に思う
正面玄関を入ってから試験会場までの通路は用務員さんによって朝早くからちり一つなくきれいに掃き清められました。職員室から望む東南の方角には神々しいばかりの太陽が、あたりを橙色に染めながら、遠く生駒山系の向こうから寒空を上がってきます。学校の象徴であるメタセコイアの巨木と太陽がうまく調和し思わず手を合わせたくなるほどでした。
昨日と今日(1月16・17日)、雲雀丘学園では中学校の入学試験が行われました。開始時刻の早くから受験生がつぎつぎと保護者に付き添われて正門をくぐってきました。通路の両側には塾の方々からの激励の声がかかります。どうぞ普段の力を存分に発揮してほしいと願わずにはおれません。
雲雀丘学園は前年と少し入試日程を変更し、初日はA日程の午前と午後の2回、2日目はB日程の午前と、合計3回の試験にしました。初日は午後の試験を午後4時の開始にしていますが、午前に他中学で受験した生徒でこの時間に間に合わない生徒のため、特例措置として午後6時開始の試験も設定しました。10人余りの生徒が利用しましたが、まだあどけなさが残る小学6年生に、1日2度目の受験を夜遅くまでしていただくことになり申し訳なく思っています。
今日(1月17日)の午後4時から初日の合格発表をしました。昨年より大きく受験者数が伸びたため競争率も高くなりました。雲雀丘学園を志望していただいて、残念ながらご希望にそえなかった生徒もたくさんおられます。不合格はたまたま今回の試験で実力を示せなかっただけのことだと思います。人生には運の要素も多いものです。これをばねにして更なる成長を願っております。また合格した生徒は雲雀丘学園がお預かりしたものです。しっかり育てていきたいと思います。