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授業改善教員研修会             第127号

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中1掲示板美術作品

3月5日(月)授業改善教員研修会を実施しました。昨年11月に開催した「授業研究大会」で指導助言をいただいた上智大学池田先生と兵庫教育大学加藤先生をお招きして、講演会と質疑応答・研究協議を行いました。
今回の目的は、今年度のまとめ・振り返りを行い、次年度の授業計画策定に当たって、新学習指導要領の趣旨を理解し,授業改善の方向性を探るものです。
特に、①CLILなど新しい教育手法を知ること、②本校の課題である基礎学力定着のための取り組みを考えることです。
考査中ですので、各教員が下記の2講座のうち1講座を選択して受講することとしました。学園幼稚園や小学校の先生方も参加されました。以下、講座内容を紹介します。

【講座①】21世紀のグローバル教育:CLIL(内容言語統合型学習)によるアクティブラーニングの理論と実践  上智大学文学部 池田 真 先生
CLIL (Content and Language Integrated Learning) は,日本では英語教育のメソッドとして紹介されていますが、本来は教科科目を効果的に教えるための方法論であり、21世紀のヨーロッパで広く普及しています。その要諦は、科目知識,言語技能,批判的思考,共同学習を有機的に組み合わせ,グローバル社会に必要な汎用能力を育成することにあります。それはまさしく,新学習指導要領にある「主体的・対話的で深い学び」そのものでもあります。

【講座②】自ら学びに向かう児童・生徒の育成をめざした授業づくり:算数・数学科の授業を例に
 兵庫教育大学 加藤 久恵 先生
新学習指導要領の実施に向けて,自ら学びに向かう児童・生徒の育成は,喫緊の課題です。そこで,日頃の授業づくりにおいて,自ら学びに向かう児童・生徒の育成につながる手立てのあり方を考えていきます。
1. 既習内容を生かして,類題が解けるようになるには?
2. 学力差に対応するには,個別指導が必要か?
3. 授業中は活躍するのに,学習内容が定着しない児童・生徒にどのような指導が必要か?

次年度の学校方針に、基礎力定着と主体的な学びとCLIL導入を掲げました。本校生徒の課題を見すえた授業改善を行っていきます。