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環境大使 環境フォーラムで活動報告   

6月9日(土)に学園講堂にて中学生と保護者を対象に、環境フォーラムが開催されました。
環境フォーラムは、生徒達の環境活動に対する意識付けを行うとともに、環境教育活動についての報告会として、毎年開催されており、今回で5回目を迎えます。

まずは生徒発表です。
中3の代表生徒と環境大使で地球温暖化についての発表があり、続いて中2女子環境大使による寸劇、中2男子環境大使による黒豆畑作報告、代表生徒によるエコ弁当の取り組み報告と続き、最期は生徒会による芝生の取り組みについての報告で第一部は終了しました。

第2部は、講談師神田紫氏による講談「もったいない善兵衛」です。
蝋燭の蝋を「もったいない」ともらって・・蝋燭の使用量を減らしたり、井戸に水を汲みに行く代わりに樽を家の周りにおいたり(今で言う雨水を利用ですね)楽しいお話の中に、たくさんのリサイクルのアイディアが盛り込まれて、充実した時を味わいました。この善兵衛さん、最後は「沈魚落雁 閉月羞花(ちんぎょらくがん へいげつしゅうか)」の娘さんと結婚して幸せになるのですが、「沈魚落雁 閉月羞花」なんて、普段はなかなか触れない言葉ですね。ちなみに「あまりの美しさに、魚は沈み隠れ、雁は列を乱して落ち、月は雲間に隠れてしまい、花も恥らってしぼんでしまう」という意です。美しい言葉ですね。普段触れる機会のない言葉に触れ、講談の決まり仕草や、全員での拍子の取り方なども体験し、「講談」を十分堪能して第2部も終了となりました。

ご高覧いただいたみなさまありがとうございました。
環境大使や代表生徒達は、保護者の方、地域の方、係生徒、先生、等々、支援いただくたくさんの人たちと関わって今日まで準備をしてきました。自らが発表者となることで、学習を深める機会となったことでしょう。
例えば・・中2女子の寸劇は、大使活動を通じて生じた生徒の素朴な「?」についてQ&A方式でしてみよう!と調べ学習をし、その内容をわかりやすく伝えるために寸劇で発表しました。
外来種の定義・・どんなものを外来種っていうの?
外来種の撲滅・・外来種を撲滅することがどう環境にかかわるの?
         ・・実際に外来種撲滅に成功した例はあるの?
きずきの森・・・きずきの森ってどうしてできたの?
       ・・・どうして外来種が生えてきた?
調べるにつれ、たくさんの「?」と「!!」がでてきました。
伝えたいことは山のようにあるのに時間は限られている・・。表現ができなかったり、動けなかったり・・人に伝えることの難しさも感じた一日でした。

今年度は25名の環境大使たちが活動します。きずきの森へは24日に活動に行く予定です。明日は黒豆畑作体験です!天気をいのりつつ・・がんばりましょう!