茶道部 新体制ちゃくちゃくちゃく
第2回オープンスクールは、来月の近畿総合文化祭に向けての練習を見ていただく絶好の機会。まずは基本の「き」に戻り、袱紗の扱い方を総復習です。腰につけた一枚の布を手にとり、たたみ、茶道具を清め、釜の蓋を取り…。流れるような動きが、緩急を伴って、ちょうど舞の手のようになると、その動きを見つめる客の頭の中から「時計の時間」が消え去り、一瞬の中に永遠を感じることができます。一服の茶をもてなすということは、同時に茶室という空間に時間の流れを作り出すということでもあるのですね。
二つ目の「き」は、ズバリ歩き方です。制服でも和服を着ている時と同じように、丹田に力を入れて、足運びに気をつける。これもまた、大地の声に耳を澄ませ、時空を超えて永遠の時を呼び込む祈りに通ずる動きと言えるかもしれません。
さて、新体制が始まって一月余り。練習を重ねるごとに、部員たちが学年を超えて仲よくなっていきます。高2は後輩に負けないように、高1は先輩を追い越すつもりで!
ところで今日のお花は、もうすぐ季節が追い越してしまう、ほととぎすと、ふじばかまです。