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センター試験まであと6日

いよいよ今週末,センター試験ですね。さぞ緊張していることと思います。
2016年度のセンター試験は新課程に完全移行しての出題となります。昨年は、数学と理科だけが先行実施されましたが、今年は英語、国語、地歴・公民も新課程に移行します。
今年の大学入試センター試験の志願者数は56万3765人で、2年連続で増加しました。特に現役志願者が6940人増え、全体に占める現役生の比率は82%に達しています。そして、現役志願率は43.4%と、ほぼ半数がセンター試験を受験するまでになってきました。本校は全員センター試験受験ですので、現役志願率の増加に一役買っていると思います。
 ところで、今年の増加の一番の原因は文系志願者の増加です。新課程になって文系の生徒でも理科が基礎とはいえ1科目から2科目となって負担増のためセンター試験を敬遠した生徒が多かったが、実際昨年のセンター試験を見ると基礎理科が意外と易しかったこと、専門理科、特に生物の平均点が低かったことなどから、文系の生徒のセンター試験受験が増えたようです。
 新課程に移行すればセンター試験が容易になると言われていたが、昨年のセンター試験を見て分かるように、問題が易しくなるわけではない。ただ、数学、理科ともに傾向を分析することができるようになった点と、すでに英語や日本史でも新課程を先取りするような問題が出ていたことから、対応しやすくはなった。
英語では表現力重視、日本史でも世界の動きを扱うなどの新課程を先取りした問題が出されてる。
そこで、今回注意しておきたいのは、英語では多様なジャンルの文章の読解、スピードが速くなるような会話のリスニング。国語では文章全体の構成を読み解く力を試すような問題、地歴・公民では今まで以上に地図や資料の読解力と歴史的・地理的考察力を問う問題が多くなりそうだ。数学では計算力が、理科では考察力がポイントとなるだろう。
 学校で学んだ知識をもとに判断し、考察する力が求められる。覚えるべき事柄は正確に覚える丁寧さと積極さが必要で、受け身だけの学習では高得点を得ることは難しいだろう。
 学校で遅くまで地道に努力している生徒諸君には光明が差す問題になってくると思われる。
現役生の国公立大学志向がますます多くなっているので、昨年以上に激戦が予想される。
13日(水)は午後、高校3年生の壮行会があります。
そこでは、岡村学校長の魂のこもった激励を受けると思います。楽しみにしておいてください。