8月5日 「家なき幼稚園」
2日まで「駅からはじまる郊外みのおのくらし」という展示が、箕面市立郷土資料館で行われていました。たまたま、その資料をいただいたところ、本学園の前身についての記述がありましたので、ここに掲載します。
雲雀丘学園幼稚園の前身は、1924(大正13)年に橋詰良一がつくった「家なき幼稚園」です。池田の室町・十三・宝塚・箕面・千里山・大阪と雲雀丘につくられました。
彼が「家なき幼稚園」を作った理由は、3ヶ月家で療養しているうちに、こどもと大人が家でずっと一緒にいることは決していいことではないと感じたことがきっかけです。
こども同士の世界でこそ、互いに真の理解ある生活を営むことができ、子ども自身に「自覚・自省・自衛・互助・互楽する世界を創る」ことで、真のこどもの幸福が望まれると考え、そのためには大自然の世界が最もよいと考えました。用務員を廃止して、掃除もみんなですることが大切と考えたことなど、後の雲雀丘学園の教育にも影響を与えました。
子ども同士の世界という当たり前のことから出発し、自然と共に学ぶという姿勢は、今の教育にも学ぶところが大きいようです。
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