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先週の話ですが・・・

20080916title.jpg

2008_09_16.jpg 先週9月12日(金)は,入学式から数えてちょうど100日目(出席すべき日数)でした。普段なら,別段気にも止めずただ通り過ぎてしまうのですが,今回は思うところがあって(年のせいかなぁ?),「100」という数字が何か重大な意味を持っているような気がして,それで,前日からこの日を何かエポックにしようと考えていました。なんせ,赤ん坊が生まれて百日目には「百日(ももか)の祝い」,御食い初めを行うのですから。
 それで,何がいいか・・・・・,どうせやるなら派手に・・・・・・・まさか尾頭付きの鯛は・・・・・。

 終礼時にこっそり持って行って,こう切り出しました。
「今日はね,すっごくめでたい日なんですよ」
「えっ,何々?」「えっ,何て?」(これ,後ろの方に座っている子の反応)
「なんだかわかる?」
「先生の誕生日とか?」
「いいえ,私の誕生日は4月。もう過ぎちゃった。実はね,今日は,入学式から数えて,学校に通った回数がちょうど100回目に当たるんです。」
「オオ~ッ」「ヘェ~ッ」
「スゲ~ッ」(なんでも「すげ~っ」って言うんですよ。実に敏感です!)
「100という数字は実にめでたい。例えば,赤ん坊が生まれて100日目には,『百日(ももか)の祝い』って言って,御食い初めの儀式をするのね。尾頭付きの鯛などを用意し,初めて箸を使って食べる真似事をするんだよ。」
「ふ~ん」(と,言ったかどうか。でもシ~ンとしてましたよ。)
「何でそんな儀式をするかって言うと,それまで,お乳を飲むしかなかった赤ん坊が,歯が生えて自分で食べられるほどに成長した,そのことを祝うんですね。考えてみれば,君達も,これまでは『高校生』ではあったけれど,まだまだ中学生の雰囲気がのこり,中か高か,ぐちゃぐちゃの状態でしたが,100日目の今日からはもう立派な『高校生』として呼んでいいんじゃないかと思うんです。もう,立派に独り立ちできるようになったんです。」
「オオッ~」「スゲッ~」(また!)
「だから,私はね,これからは,君達を一人の青年として扱おうと思うんです。それは,厳しい要求が始まると言うことでもあるんだ。だから,これから,いろいろ,厳しいことを言うかもしれないけれど,それは,大人としてできてほしいことを願っているから。ぜひ,やり遂げてほしい。期待してるよ。」
「シ~ン」
「じゃぁ,このめでたい日を祝おう!」
「えっ,何々?」「えっ?アイスクリーム?」(めでたい=アイスクリーム?)
「あっ,先生!後ろに持ってるもの,何ぃ?」
「あっ,クラッカー!」(一番前の席の子)
「えっ!クラッカー?」「クラッカーだって?」
「オオッ~」「スゲェ~」(あのなぁ・・・・・)
「はい,じゃあ,机を下げて,みんな前に出てきて一斉にやろう。」
この後は,もう,うるさいぐらい賑やかで,ワ~ワ~,ギャァ~ギャァ~。そして,やっと,輪になったところで,一斉にクラッカーを鳴らしました。
鳴り止んだ後,「じゃぁ,あしたから,また,がんばっていこうや!」
「オオッ!」
どの子も,すっきりした,いい顔してましたよ。
(残念ながら,そのときの写真を撮ってません。上の写真と本文は関係がありませんが,雰囲気はこんな感じでした。)

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今日配布したもの
・「携帯電話について」
・保護者アンケートは25日までです。お早めに。
・今日行った英単語テストを返却しました。