モメニ ザハラさん講演会ーイランについて
中学一年生にとって、英語や地理などの授業で世界のことを勉強してはいるものの、まだまだ世界のことはよく分かりません。でも、最近のニュースなどから、イランという国に関心を寄せる子供は沢山います。その中で、このたびは、卒業生の橋本様のご好意で、モメニ ザハラさんに、イランについてのご講演を頂きました。
内容は、イランの国旗の意味や挨拶、食べ物、行事など、生活に関わることなど、様々なことを伺いました。伺ったなかで、特に子供たちが関心を寄せたのは、食べ物の話でした。なかでも、ヨーグルトには日本のようにジャムや砂糖などは入れず、塩を入れて食べるというイランの人々の食習慣に対して、子供たちからは「え~っ」という驚きの声がありました。とてもカラフルできれいなお菓子に、感嘆の声をもらしつつ、日本のイランの文化の違いを学ぶことができました。また、行事に関しては、お正月にはSat sinといって、絨毯の上に七つの飾り物を置き、春の訪れを祝い、13日間会社は休みになるということを伺い、日本によく似た習慣になるほど同じなんだなと共感を持ちつつも、最後の13日目は家にいると縁起が悪いとされ、どの家も山や公園に行くということに非常に驚いたようです。さらに、挨拶に関しては、立って挨拶し握手するのが礼儀で、誰かの家に初めて行くときは、お花とケーキをもっていくと言うことに、日本と同じだなと納得、しかし、久しぶりに会ったときには男の人同士でもキスをするという話には、会場一杯に悲鳴にも近い驚きの声があがりました。また、イランの学校についても伺いましたが、イランでは音楽の授業がないということにも驚いたようです。その他にも、様々なことを、豊富な写真をもとにお話を頂きました。この講演を通して、遠い国イランから、少し身近に感じるイランとなりました。
講演の最後には、さらに詳しく知りたいと、子供たちから様々な質問がでました。イランの子供たちはどのような遊びに興味に持っているのか、イランで最も有名な日本人は誰か、日本の印象はどうか、スカーフの意味はあるのか、電車の中でもメッカに向かってお祈りするのかなど、興味は尽きなかったようです。時間一杯お話を伺い、イランへの興味がますます増しました。最後に、1年B組の学級代表より、今後、イランに興味をさらに持ちはじめたので、もっと学んでゆきたい、世界に目を向けてゆきたいという挨拶がありました。この機会が、さらなる子供たちのさらなる成長につながればと思います。このような機会を頂戴することができ、モメニ ザハラ様、橋本様には、心より感謝を申し上げます。
中学一年生の皆さん、この講演を通して、知らない面白いことが沢山あることに気づいたことと思います。色々なことに興味を持ち、積極的に目を向けるようにしましょう。イランのことを講演で学ばせて頂きましたから、今度は、自分たちで本を読んだり雑誌を見て調べたり、世界のニュースを積極的に見たりして、視野を広げてゆきましょう。そして、モメニ ザハラ様と、スケジュールを組んでくださいました橋本様に感謝の気持ちをお忘れなく!