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中学生に読ませておきたい本 3

 読書週間に連動して、今週水曜日から学年で「読書キャンペーン」を始めました。お子さまは今週末、課題図書や指定図書を読んでくれているでしょうか。勉強や部活動で毎日忙しいかもしれませんが、少しでも時間を見つけて本に向かう習慣をもって欲しいと思います。そのためには身近にいる大人もその姿勢をお子さまたちに見せていく必要があります。「本を読みなさい」と言わなくても、楽しそうに本を読んでいる大人を見て育った子どもは読書が生活の一部になっていくように思います。
 さて、今日は白樺派の代表作家である志賀直哉の短編小説を紹介します。森鷗外や芥川龍之介ともに今回の課題図書としてお子さまにお渡ししています。今週はB組のお子さまが読んでいます。志賀直哉の作品は無駄のない文章が特徴で、小説の文体のひとつの理想と見なされるくらいに評価が高く、彼自身が「小説の神様」と称されています。長編小説である「暗夜行路」が有名ですが、中学生に読みやすいのは、瓢箪をこよなく愛する無垢な少年と周囲の無理解なおとなたちを描いた「清兵衛と瓢箪」やお人好しの間者が国許へ帰るために夜逃げを企てて起こす騒動を描いた「赤西蠣太」などの短編小説ではないでしょうか。山手線の電車にはねられた『自分』がイモリなどの動物の死と命拾いした『自分』について考える「城の崎にて」は少し題材が重いかもしれませんね。A.M.