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「助け合い」を大切に (2)

― ホームルーム「トルコ使節団救援秘話」を読んで ―

「トルコ使節団救援秘話」の生徒感想を紹介します。

なにかと「損得勘定」で動くことが多い現代社会。 本当にそれでよいのでしょうか。

「自分たちのための食糧を損得考えずにあげたことに感動した。 普段私が友達とおかしなどを分けて食べるとき,誰かがたくさん食べると『ズルい』となるが,大島の人は全く知らない人に自分たちの食べ物を与えた。 私ならきっと『どうしよう』と思うだろう。 私にはできそうにない場面に私は感動した。」(女子)

「社会で役立つ人に」。 学園ではいつも繰り返していますが,まず目の前の人のことを考えることからなのですね。

「私は大島の人のように人の命を救うようなことはやったこともない。しかし,命を救うことだけが『助ける』という言葉につながっているのではない。だから,私たちは少しだけでも,とても小さなことでもいいから,どのようにすれば今,目の前にいる人の役に立てるのだろうと,常に考えていくべきである。そして,一歩ずつ社会に必要とされる人間になっていきたいと思う。」(女子)