声を合わせて「ひいふつとぞ射切つたる」
— 中学発表会を行いました —
13日午前,学園講堂にて「中学発表会」を行いました。 一貫コースで実施している調べ学習「探求」での研究発表,冬休みの課題「職業インタビュー」の発表,そしてクラス全員が声を出して平家物語を朗読する「群読」を行いました。
「探求」の発表では▽おもろい関西弁▽社会の動きと文化~色とファッション~▽人間がキャラクターに求めるもの▽円周率を追い求める▽Photovoltaics(太陽光発電) — の5つのテーマについて発表。 12月に実施した予選会で選ばれたグループがさらに1か月研究を進め,発表資料を完成させました。 軽妙な関西弁のやりとりや,屋上に上って撮影した太陽光発電パネルの写真。 大きなスクリーンを前に堂々と発表しました。
「職業インタビュー」の発表では▽図書館司書▽歯科医師▽薬剤師▽製本業▽カウンセラー — の5つの職業について発表。 クイズをまじえながらその仕事につくための資質や,中学時代に何をしておけばよいかなどについて受けたアドバイスを紹介しました。
最後に群読を行いました。
与一、鏑を取つてつがひ、よつ引いてひやうど放つ。(中略)
ひいふつとぞ射切つたる。
鏑は海へ入りければ、扇は空へぞ上がりける。
平家物語の名場面『那須与一』を,各クラス工夫を凝らしながら朗読。
熊谷あまりにいとほしくて、いづくに刀を立つべしとも覚えず、続いて,悲劇の場面『敦盛の最期』を披露。 国語の授業で初めて古文を学習し,中学2年全員がその成果を立派に発表しました。
目もくれ、心も消え果てて、前後不覚に覚えけれども、
さてしもあるべきことならねば、泣く泣く首をぞかいてんげる。
保護者の皆様へ
職業インタビューではお忙しいなか大変お世話になり,ありがとうございました。
発表のように生徒たちも職業を通して社会を見つめ,少したくましくなったようです。
今後の進路学習でも,ご協力をお願いいたします。