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雪の詩歌

昨夜からの雪が、ここ雲雀丘学園でも降り積もりました。

雪が積もると都市部では交通機関が乱れ、スリップの危険性もあります。
一方で普段雪になじみのない人には、なんだか心が踊るものでもあります。

現在、現代文の授業で短歌・俳句を扱っています。
その中から雪が詠まれたものを紹介します。

君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ
 北原白秋

いくたびも雪の深さを尋ねけり  
 正岡子規

詩では、題名がその名も「雪」というものもありました。

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
 三好達治

日本では古来より春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、そして冬は雪と
自然がもたらすものに心を動かされてきました。
花鳥風月を愛でる心は忘れないでいたいと思います。

今週は今日で終わりです。
体調を崩しがちな人はしっかりと休んで、また来週からがんばりましょう。

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