高校2年生・北海道修学旅行
6月11日(日)、7時45分、高校2年生が大阪伊丹空港の団体待合所に集合。9時発のANA771便で北海道・新千歳空港に向けて出発しました。 本校では平成11年より北海道への修学旅行を続けていますが、今回もサホロでの大自然を舞台としたそれぞれの希望に応じたアクティビティー、富良野でファームやペンションにステイし、そこに“ひばりスペシャル・大地の学校(新たな自分を求めて)”を開校し、日常生活では味わうことのできない生産の喜びや苦労、食の大切さ、農家の人達との心の交流がはかれる等の企画が盛り込まれています。 最終日には札幌を訪問することになっていますが、札幌農学校(現北海道大学)開校で有名なクラーク博士は次のように話しています。「この新設された農学校は、将来の北海道ひいては日本を支える大きな意義を持っており、ここで学ぶ生徒諸君は、その重大な義務を自覚し、そこに厚い信頼を築き上げ、そのことに名誉あることを心しなければならない。そのためには、常に健康に留意し、食欲を慎み、勤勉の習慣を付け、真剣に努力すべきである。この向上心をもって充実した日々を過ごすべきである。」また「多くのことは必要ない、ただ一つ紳士であれ」とも説いています。この紳士の意味は、定められた規則は厳として守るとともに、自分の良心に従って行動すべきであるというものです。その後、この学校には高い志や自律、努力をベースとした校風が醸成されてきたようです。これはまさに本校が目指すべき姿そのものです。
雄大な大地と自然に包まれた魅力一杯の北海道での修学旅行を通じて、生徒達は通常の授業では学ぶことの出来ないさまざまな経験をすることでしょう。“経験が人をつくる”という言葉がありますが、今回の貴重な経験を今後の人生の中で生かしていって欲しいと思っています。