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小学校の入学式・幼稚園の入園式に参列して

s-P4100141.jpg 今週は、雲雀丘学園のすべての学校・園で新入生・園児を迎える行事が行なわれました。
4月10日(火)には 雲雀丘学園小学校の入学式、11日(水)には 中山台幼稚園、12日(水)には雲雀丘幼稚園の入園式が行なわれ、それぞれ来賓として出席しました。
本学園には雲雀丘・中山台の二つの幼稚園、雲雀丘小学校、中学・高等学校があり、一月に一度は事務局のトップと各校園の校園長による重要事項の検討や情報交換の場を持っていますが、通常お互いの現場に行くことはほとんどありませんので、このような行事に参加するのは現場の実態を知るという意味でも大切です。
 小学校の入学式では全生徒が大きな声で君が代を高らかに歌いあげた後、新入生がミッキーマウスのテーマソングでステージの上にあがり、担任の先生の点呼に一人一人が手をあげて元気よく返事をしました。上級生の歌あり、歓迎の言葉ありで実に暖かい雰囲気の中での入学式でした。
中山台幼稚園の入園式では、中学・高校の入学式のように厳粛というイメージとはほど遠い状況で、泣き出したりお母さんの姿を探して立ちあがったり、会場内を歩き回ったりする子どもが続出し、先生方はひとりひとりの対応に追われていました。また、入園当初は毎日の送迎のバスに乗せたり、お昼ご飯を食べさせることが重要な仕事のひとつになっているようです。雲雀丘幼稚園でも、ほぼ同様の光景が繰り広げられ、我々の中学・高校とは違った意味でご苦労があるように感じました。この子ども達が幼稚園での生活を終えて小学校に、更に6年間の小学校の生活を終えて、中学校に入学してきます。
先日、本校において中学・高校の入学式を終えたばかりですが、10年間での人間の成長はすごいと思う反面、この間の教育の大切さを再認識した次第です。
 よく〝右脳の発達はほぼ満9歳まで〟と言われますが、この期間が人間の心の発達にとっては極めて重要です。学園の方針として、人間教育の充実を取り上げていますが、このベースは幼稚園から小学校時代に形成されるということになります。
 今後学園としても、幼稚園、小学校、中学・高校の連携をはかり、一貫した人間教育を進めていきたいと思っています。