人間教育の充実をはかる
4月16日(月)、生徒達は新しい学校生活にも慣れ、次第に自分なりのペースがつかめてきたようです。本校では、教員が毎朝、阪急電車の改札口と学園内の通学路に立って、主に挨拶と服装を中心とした登校指導を行なっています。私も朝の校務がない日には時間の許す限り、先生達と一緒に生徒達に声をかけるようにしています。今日は小雨がぱらつく生憎の天候でしたが、ほとんどの生徒は大きな服装の乱れもなく、「おはようございます。」と元気で爽やかな挨拶が返ってきました。しかし、一部の生徒に関しては、これらのことが十分できていないという状況も否定できませんし、残念なことに、毎日同じ生徒に対して、同じ指導を繰り返しているケースも見受けられます。
本校では、「人間教育」の充実を教育方針の第一にあげていますが、このベースになるのは爽やかな挨拶、キッチリとした服装、ルール・マナーの遵守です。また、私の経験からしても、これらの基本をしっかりとやるということと学力とは密接な関係があり、凡事が徹底できていない生徒で学力が伸びていくケースはあまりないように感じます。むしろ、学力というものは単なる知識ではなく、社会で役立つ総合的な力というようにとらまえた方が良いのかも知れません。学力のベースは人間力であり、これを鍛えることが学力の向上に繋がると言えます。
先生方には先日の職員会議でも本年度の教育方針の説明の中で、人間教育の充実を訴えると共に繰り返しホームルームや授業時に、挨拶、服装、ベル着等の徹底をお願いしています。
本日は午前中、新任の先生と非常勤の先生の授業を参観させていただきましたが、概ね節度ある授業が行なわれていました。短期間にすべての授業を見ることはできませんが、これからも極力教室に足を運ぶようにしていきたいと思っています。