外部の意見を取り入れる
早いもので4月も半ばを迎えました。年度のスタート間もないこの時期は、生徒が新しい学校生活に定着できているかどうかをしっかりと確認しておくことが何よりも大切です。特に、本年からは高校を中心とした改革を行ったこともあり、各クラス担任をはじめ、全教員が生徒達のあらゆる言動に対しても細心の注意を払うようにしています。そして、気になることがあればお互いに連絡しあうように心がけていますが、お陰様で今のところ大きな問題もなく順調に推移しているようです。
私自身もこの2ヶ月間は中学・高校の入試、高校の卒業式、教育・人事計画の策定、ニュージーランドへの出張、中学の卒業式、中学・高校の入学式等慌ただしい日々が続いていましたが、やっと一段落し、多少時間がとれる状況になってきました。そこで、今週から日頃お世話になっている塾を中心に訪問させていただき、本年度の入試に対するお礼と今後の学校改革についての忌憚のないご意見をお伺いすることにしました。
昨今、わが国のいたるところで教育をめぐるさまざまな課題が取り上げられるようになってきました。また、本校を取り巻く環境も大きく変わろうとしています。これらの変化に迅速かつ柔軟に対応し、教育の効果を高めていくためには思い切った改革が不可欠です。また、この改革は単発ではなく連続していくことが何よりも大切であり、立ち止まることは即、遅れに繋がることになります。
現在、本校においては平成18年度をスタートとし、平成22年にいたる『中期5カ年計画』を作成して学校改革に取り組んでいます。この2年目にあたる本年度(平成19年)のテーマは「高校改革のスタート」、「国際科ノウハウの引き継ぎ」、「中学改革の検討着手」の3つです。
本日も訪問先で貴重なご意見をいただきましたが、これからも多くの外部の皆さんからの意見を取り入れて、より良い教育活動を目指して学校改革を進めていきたいと思っています。