服育講座と検診・体力診断の実施
4月18日(水)、服育講座と健康診断・体力診断を実施しました。健康診断と体力診断は学年・クラス毎に担当教員を中心に厚生委員、体育委員の生徒の協力もあってスムーズに進みました。
また、服育講座は昨年に引き続き、株式会社チクマの有吉直美さんにお越しいただき、中学1年と高校1年を対象にお話いただきました。
昨今、教育の基本である「知育」「徳育」「体育」の三本柱に続く第四の概念としての「食育」が注目されていますが、わが国において食育の大切さが叫ばれるようになったのは、食生活・食文化の崩壊が原因です。また、衣生活・衣文化についても危機的な状況になってきており、「衣」も「食」と同様、私達の生活を支える重要な用件であるという思いから生まれたのが、『衣服を通じて心を育む服育』です。
第一印象は会って6~7秒で決まると言われています。そして、その印象を左右するのは、顔・表情・しぐさ・言葉遣い・服装です。人を外見で判断してはいけないと思いますが、一般的に外見で人を判断しているというのも事実です。だから、時・場所・場合(ТPО)にあった服装をすることが大切なのです。 義務の時間、フォーマルな時間をOnTime、自分の自由に過ごせる時間を0ffTimeというように区分すると生徒達にとってのOnTimeは学校にいる時になります。その制服を美しく着こなすポイントは、まず初対面の時に目がいく顔の近くの襟元に気をつける、つまり、襟元を締める、ネクタイやリボンをきっちり結ぶということです。また、上着の下からシャツやカーディガンが見えないようにする。男子は上着の袖口から少しシャツが見えたほうが良い。足をきれいに見せるには女子のスカート丈は膝が隠れるくらいが良い等、すぐに役立つ話をしていただきました。
セミナーの最後に「非言語コミュニケーションとしての衣服」という言葉を教えていただきました。これは第一印象を良くするために余計なことをしゃべらないで黙っておくという手段はあるが、服は黙ってくれない、つまり服が第一印象を決めるということです。
本校は人間教育の充実を教育方針の第一に掲げていますが、このベースとなるのは爽やかな挨拶ときっちりした服装、ルール・マナーの遵守です。これを機会に制服をより一層美しく着こなすようにして欲しいと思っています。