自律と自立を目指して
オリエンテーション合宿2日目は、クラス別学習、進路学習、進路講演、最後に各人毎のまとめ・振り返りというほぼ当初のスケジュールに無事終了しました。
本日は、7時30分の朝食までは「自学自習」ということになっており、自由参加になっているため、実際どれくらいの生徒が自習室にやってくるのか興味深く見守っていました。ところが、既に17名の生徒達が朝5時にクラス担任の先生を起こして、しっかりと学習した後、近くにある吊り橋まで散歩に行っているという話を聞いて驚きました。その先生も「お陰で今朝は睡眠不足です」と言いながらも目は笑っているようでした。先生は、生徒が頑張るという態度を見せてくれれば、何とかしてやろうという気持になるものです。6時過ぎには多くの生徒が参加し、それぞれ黙々と英語や数学等の学習をしている姿を見て頼もしく感じました。先生達はいつでも質問に答えることができるよう部屋の中を巡回し、丁寧に指導をしており、それなりの成果は上がったようです。
しかし、このように自主的に行動している生徒がいる一方で、食事時間ギリギリに乱れた服装のまま食堂に駆け込んでくる生徒もいます。これらの生徒に対しては個別に身だしなみを整えさせた上で着席させるという指導も徹底して行ないました。
同じ高校1年生でもこれだけの違いがありますが、これはまさに意識の差であると思います。意識が変わらなければ、行動は変わりませんし、行動が変わらなければ習慣は変わりません。まさに、一日一日のちょっとした積み重ねが大切であるのは言うまでもありません。
解散式でも話をしましたが、生徒達がこれから豊かな人生を送っていくためにも、〝自律〟と〝自立〟を目指して欲しいと願っています。
今回の合宿にあたっては、志んぐ荘や旅行業者の皆様に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。