« 連休の過ごし方 | メイン | 生徒会役員の承認式 »

学園小学校保護者に対する進学説明

 5月2日(火)、学園小学校のPTA総会後の時間をいただき、6年生~4年生の保護者を対象に、中高における教育活動と学校改革の取り組みについてお話させていただきました。
その内容は以下の通りです。
①子どもさん達は11年(~13年)後には社会人になっているが、その時の世の中は、情報化やグローバル化が進展し、人口が増加に伴う水・食糧・エネルギー・資源・環境等の課題が出てくる。
②その時に社会で役立つ力は、「点数ではかれる高い学力」と志を持つ、感謝する、忍耐する、相手の立場に立つといった「点数ではかれない人間力」である。
③受験者数の減少、全入時代、難関大学への人気集中等大学進学をめぐる状況は大きく変わっている。
④この中で、中・高校としては、「学校は将来社会で役立つ力を育てるトレーニングの場」と位置づけ、雲雀丘学園の特色である校風の良さを生かしつつ人間教育の充実と学力の向上を目指す。    
人間教育については特効薬はないという考えに立って、「凡事徹底」を基本に取り組んでいく。
⑤学力の向上をはかり、大学進学への実績向上を高めるために、昨年度高校改革に着手した。     この内容は、国際科の募集停止と「選抜特進」「特進Ⅱ」「特進Ⅰ」の3コース制の導入である。    
並行してカリキュラムの見直し、授業時間数の増大をはかると共に広報活動を強化し、大学進学について実績のある先生を公立高校から4人スカウト人事として採用した。
⑥来年度については、中学改革に着手し、中学・高校6年間の取り組みを強化していく。これにより合格基準点が相当上がることが予想されるため、将来的には合格基準を見直すと共に中学入学後の教科指導の面において、授業についていけない生徒をつくらないという考えで、小学校と連携して学力アップに繋げていく。
⑦最後に、学力不振の生徒の共通点は、基本的な生活習慣、学習習慣が身に付いていないということである。そして学習についていけないことが原因で、問題行動に繋がるケースも散見される。   
是非家庭と学校が連携して、将来の日本を背負って立つ人材を育てていきたい。
短時間であり、十分な説明ができなかったため、保護者の皆さんにとっては理解しにくいところがあったかも知れません。子どもさんの大切な進路を検討されるにあたって、疑問な点があれば遠慮なく相談してください。また、極力ホームページにより、学校の状況をお伝えしていきたいと思っていますので、何卒宜しくお願いします。
CIMG0094.JPG CIMG0099.JPG