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第3ステージへ向けての取り組み

 高校改革後に入学してきた生徒を第1ステージ、中学改革後に入学してきた生徒を第2ステージの生徒と位置づけています。今年度は第1ステージの生徒が高校三年生になり最後の学年になります。高校二年生から中学一年生までは第2ステージの生徒ですから、来年度はすべての学年が第2ステージの生徒となります。そして次のステージ、第3ステージでは、中学は今のコースで言いますと一貫コースのみになり、高校では同じく一貫と選抜特進のコースになります。必然的にコース制は発展的に解消されることになります。
 今年から始めている第3ステージへ向けての取り組みとは、現在の発展コース(中学)、特進コース(高校)で入学した生徒を3年後には選抜特進と同等の力を付けさせるように、指導法も含めカリキュラムやシラバスを検討・実践していくということです。勿論、一貫選抜は6年のスパンで進度と深度を考え、よりレベルの高い学びを目指していきます。ここで大きな鍵を握るのが「本物の学び」の追求です。
 受験学力として要求されることには、決められた時間内に的確に求められる答えをアウトプットする事があります。じっくり考えて正解を導き出すということではダメなのです。また、問題も明確な答えがでるものに限られます。見解が分かれていたり、いろいろな見方ができるといったものや自分なりの考えを求められるようなものは、特別な場合を除いて出題されません。しかし、本当の学びの面白さはこういったところにあると思います。「本物の学び」を追求する中で、受験に対する学力も付けさせる、本校が目指しているのはこのことです。