国公立大学推薦入試
今週で、二学期も終わります。終業式が済めば、懇談や冬期講習が始まります。高校三年生は、年が明けるとすぐにセンター試験ですから、それに向けての年末・年始の講習を予定しています。文字通り最後の追い込みです。
この間にも、私立大学の推薦入試の合格発表と同時に国公立大学の推薦入試の結果も分かってきています。国公立大学といえば、センター試験を受けて、その後二次試験の結果で合格が決まると思われていますが、AOや推薦入試も私立大と同じようにあります。今年度のAO・推薦入試は国立大学で9割以上の大学が実施し、募集人員は全体の募集人員にたいして15%強募集します。公立大学も同じく9割以上の大学が、26%強の人数を募集します。センター入試を課すものと課さないものがありますが、選考方法は出願書類(調査書・推薦書)、面接、小論文で行われるものが多いようです。面接は、志望学部・学科についての適性や能力、基礎学力を審査する口頭試問が中心になりますので、志望学科についての基礎的な知識が、小論文は、出題されるテーマから自分の意見を論じたりしますので、理系・文系を問わず文章の読解力と表現力が必要とされます。
今の時期に発表されるのは、センター試験を課さないものですが、今日現在、3名の合格の知らせが入っています。内訳は国立大学2名、公立大学1名で、何れも特進コースの生徒です。個別の学力試験に対応する力は勿論のことですが、自分が何をしたいのか、それに対してどのような問題意識を持っているのかが問われます。こういった力が試された結果の合格といえます。