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「3・11」

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 風は少しひんやりしますが、澄み渡る青空と春の日差しの中、中学生は午前中球技大会を行いました。ドッジボールやサッカーなど白熱した試合が繰り広げられました。高校生は1年生が講堂で進路講演会、2年生は春季講習会とそれぞれの学年毎の取り組みを行い、午後からは中学生に代わって球技大会を実施しました。
 球技大会は生徒会主催の行事として、生徒会執行部と体育委員が中心になり運営しています。今年は3月11日という東日本大震災の日になりましたので、中学生の閉会式を終えた後、高校生の開会式を行うまでの間を利用して「3・11震災関連行事」を企画してくれました。
 震災と原発事故から丸2年が経ちましたが、依然2,668人(警察庁まとめ)の方が行方不明のままで、31万5196人(復興庁まとめ)の方が避難生活をされているという状態です。まだまだ復興といえる状態ではありません。冬休みに本校のインターアクト部が被災地支援のボランティア活動に参加しました。その報告によりますと、その地域では海苔の養殖などが再開されていました。また、南三陸町でもカキやワカメなどの特産品の養殖が再開されていると聞きます。困難に負けず懸命に立ち上がろうとされている姿に、逆に勇気づけられます。
 私たちは18年前に阪神淡路大震災を経験しています。地球のプレートが交差しているところにある日本列島、地震が多発する宿命を背負っているのです。大震災は「ひとごと」ではありません。「過去から学び」、他人の経験を「わがこと」として捉えていくことが大切だと思います。