東大をはじめ北大から鹿児島大まで
国公立大学の前期入試の結果が判明しました。東京大学をはじめ、北は北海道大学から南は鹿児島大学に至る全国の国公立大学で合格者がでています。とりわけ、東京大学現役合格は、雲雀丘学園中高始まって以来の合格で、快挙といえます。良く頑張ったと思います。何事においても言えることですが、初めてその道を切り拓くということは大変なことです。身近に見本や手本となるものがないのです。暗闇の未知の世界を手探りで進んでいくようなものですから。その点、毎年先輩が合格している学校は、生徒同士のなかで経験が伝承され、それが力になっています。いわゆる伝統の力です。この力をどれほど切望したかわかりません。
しかし、見事にやり遂げてくれました。後に続く後輩たちを、どれだけ勇気づけてくれることになるか計りしれません。学校としても、4月から東大ブロジェクトを立ち上げ取り組んできた成果が実ったと喜んでいます。これは、決して東京大学合格だけをめざしたものではありません。日本で最難関と言われる大学を突破する力をつけさせることにより他の難関大学の合格も促進することを目的にしてきたものでした。
55期生の頑張りは、東大合格だけではありません。第1ステージといえば、「特進Ⅰ」・「特進Ⅱ(今の特進)」・「選特」と三つのコースがありました。このどのコースからも国公立大の現役合格を果たしてくれたのもこの学年です。生徒数が少ないにも関わらす、大学の合格者数でも遜色ない数もだしてくれています。卒業式の式辞でもふれましたが、早くから大学を意識し、「本物の学び」の種を蒔いてくれた学年でもあります。その芽が見事に開きつつあることを示してくれていると思います。