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兵庫・大阪の公立高校後期入試志願者確定

 兵庫県・大阪府の公立高校後期試験の志願者が確定しました。兵庫県の志願倍率は、全日制が前年と同じ1.10倍でした。大阪府の全日制普通科の志願倍率は1.25倍で昨年の1.16倍を大きく上回っています。普通科が前期・後期と2回受験できるようになったことも影響していると思われます。
 大阪府の志願倍率が0,09ポイント増加したのは、公立高校の人気が回復し競争率が上がったことになるのでしょうか。例えば、A高校があるとします。その学校の募集定員は125名です。それに対し、入学希望者が150人いたとします。この場合、志願倍率は1.20倍になります。ところが、募集定員125名のうち前期て25名募集し、残り100名を後期で募集するとした場合、希望者150名のうち前期で25名が合格しますので、残り125名の希望者が後期に受験することになります。そうすると、100名の募集に対し、125名が受験しますので、倍率は1,25倍になります。募集定員に対する希望者が同じであったとしても、一回の受験と2回にわけた受験とでは、見かけの倍率が変わってくるということになります。今回の大阪府の後期の志願倍率が昨年より高くなったのは、これと同じ現象だと私は考えています。
 私立高校の場合は、兵庫県が微増に対し、大阪府は微減という志願者の状況でした。数字の上から、兵庫県は私学の人気が高く、大阪府は公立高校の人気が高い、という単純な見方はできないということだと思います。