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しだれ桜が開花


 高校校舎の前にあるしだれ桜が蕾を膨らませています。きょう一輪咲いているのを発見しました。この桜は、毎年卒業生を送り出すと同時に、新入生を迎え入れるこの時期に咲き始めます。暖かい春の訪れに、学園で一番敏感な「生きもの」かも知れません。
 きょうは自宅学習日でした。学校全体の行事はありませんが、春期講習やクラブ活動など多くの生徒の姿が見られました。そんな中、校長室にもうれしい知らせや来客がありました。大学の合格発表ではありません。ひとつは、中学生の保護者から感謝のお手紙です。お子さんは探求の授業に関心を持たれ本校に入学されたとのことでした。また、「赤毛のアン」の舞台になった憧れのプリンスエドワード島へ研修に行けたことも喜んでおられるとのことでした。もうひとつは、同じく中学生の保護者ですが、直接尋ねてこられてお話を聞かせていただきました。もうすぐ卒業式を迎えますが、本当に充実した3年間だったとのことでした。いずれも、担任の先生をはじめ先生方の愛情あふれる指導に感謝されておられるとの内容でした。不十分なことも多く、ご理解いただけていない部分もあったかと思いますが、このようなお手紙やお話をいただくと嬉しい気持ちと同時に責任も重く感じます。
 順風満帆なことばかりではなかったと思います。「這えば立て、立てば歩めの親心」は共通の願いです。「転ばぬ先の杖」を用意されたこともあったでしょう。転んでも「立ち上がるまで待つ」我慢も経験されてきての「思い」と察します。
 厳しい寒さだった今年の冬、でも、しだれ桜は例年より早く花を咲かせようとしています。