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高等学校新入生併願者ガイダンス

 大阪府が18日、兵庫県がきょう21日、公立高校の合格発表がありました。後期の発表を待つまでもなく、入学の意思を表明されている方も多くありましたが、本校を併願で受験された方の入学が確定しました。兵庫県は公立の入試制度に大きな変更はありませんでしたが、大阪府は普通科が前期・後期と2回受験できるようになりました。その影響があってか、大阪府からの併願入学者が例年より多くなりました。
 入学試験は受験者の中での相対的な位置を計るもので、必ずしも学力が正しく反映するものとはいえない側面があります。定員がありますので、得点の差がつかないと困るのです。そういった意味では、力を計るというよりも差を付けるためのものといえます。ですから、決められた時間の中で如何に多くの答えを導きだすかということが重要になってきます。その為に、多くの問題をこなし、解き方をパターン化させるといった受験勉強の方法もあるようです。学ぶ面白さや楽しさとは違ったものになっているように感じます。入試を行うものの立場としていつも考えさせられる課題です。とは言っても、結果として合格・不合格が決められます。厳しい現実が待っています。しかし、この結果によってこれからの高校生活の過ごし方が影響を受けて欲しくない、と私は考えています。結果が良かったから頑張る、思わしくなかったから力が出せない、という考えは間違っています。あくまでも、一回の入試による結果の話です。これからの努力次第で、今回の結果と違う未来を切り拓くことができることは、多くの先輩が実証してきていることです。挫折や試練を乗り越えてこそ本物の強さがでるものです。併願者の今後の活躍に期待しています。