あすは修了式
平成24年度もあすの修了式で終わりを迎えようとしています。今年度は、学校改革の第一ステージから第二ステージへと移行する年でした。高校改革により、はじめて3つのコース(選特・特2・特1)を導入して6年、翌年から中学改革を実施し、その生徒が高校2年生になりました。多様な学力層の生徒にきめ細かな対応ができるようにと導入したコース制でしたが、それぞれのコースに進路目標も掲げました。選特は東大・京大・阪大など難関国公立大学を、特進(2・1)は国公立大学や難関私学をめざすというものでした。今までは東大を受験する生徒がいなかったこともあり合格者はいませんでしたが、今年初めて1名の生徒が挑戦し合格しました。特進も阪大をはじめ国公立や難関私学に合格しています。当初掲げた目標を実現することができたことになります。
進路実績だけではありません。単に大学に合格する受験学力をつけることが目標ではなく、「人間力と学力」を兼ね備えた生徒育成を目標にしてきました。その為に、今までの取り組みにプラスして、今年度は「本物の学び」に力を入れてきました。日常の授業を大切に、自分の興味や関心があることを追求させる為、場合によっては中学生も大学の研究室で学ぶ、また、高校生が研究機関の協力を得てより専門的な研究をする取り組みを実施してきました。そのような中から日本生物学オリンピック本選出場や国立大学の推薦入試に合格するなどの成果が表れてきています。中学生も日本ジュニア数学コンクールで優良賞を受賞、歴史検定1級日本史に合格(中学生では全国で1人)などがあります。これらは、来年度以降の進むべき方向を示してくれています。