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登校指導

 「おはようございます」、「おはようございます」と先生の大きな声が響き渡ります。きょうは、4月の中旬というのに風が強く寒い中での登校指導でした。溢れんばかりに膨れ上がった鞄を肩から掛け、登校してくる生徒もいます。中学1年生です。毎年見られる光景ですが、体の成長とともにすぐに様になっていきます。手に本を持って登校する生徒の姿も目につきます。英語の本、古文、漢字など持つ本と曜日によって学年が分かります。朝の小テストなどの内容にそった本を持っている生徒が多いからです。
 中高等学校には100名を超える教職員がいます。中学・高校の学級担任が36名と学年担任が19名、生徒指導・進路指導・教務・入試広報の4つの分掌専属の教員と事務職員などで構成されています。学級担任以外の教員が分担して、毎朝登校指導にあたっています。雨の日も風の日もです。生徒指導部は駅や学校周辺、それ以外の教員は校内での登校指導になります。登校指導は主に挨拶運動です。ネクタイが緩んでいたり、曲がっているのに気がついていない生徒に声を掛けたりもします。すっかり定着した朝の光景です。
 「挨拶をする」、「服装を整える」、「ルール・マナーの遵守」など、誰でもできる「当たり前」のことです。簡単なことですが、人間生活の基本ともなる大切なことでもあります。「当たり前」のことをごく自然にできるようになることは、それだけに留まりません。学習面やクラブ活動においても大きな成果を得る原動力になると確信しています。その一翼を担っているのが登校指導です。