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災害に対する心構え

 気象庁は、淡路島で震度6弱を観測した地震で緊急地震速報が発表された近畿や中四国など16府県の住民を対象に、速報の認知度や速報を受けてどう行動したかなどをインターネットを通じてアンケートすると明らかにしました。それにしても、13日に淡路島で、昨日は三宅島で震度5強、宮城県で震度5弱と連続して地震が発生しています。巨大地震到来が叫ばれていますが、防災、減災にむけての準備は怠りなくしなければなりません。
 本校は、60周年記念での高校校舎新築を機に学校施設の耐震化は全て完了しています。食料や水の備蓄も行っています。これらの備えとともに避難訓練も定期的に実施しています。あと大切なことは、各自が的確な判断に基づく行動ができるかということになります。東日本大震災による津波の襲来時、昔からの言い伝えである「津波てんでんこ」が大いに役立ったという経験が報告されました。皆が避難している方向についていくという行動をとるのではなく、各自の判断で急いで高い所に逃げる事が大切だという先人の知恵です。勝手な判断でバラバラな行動をとれということでは無いと思います。これは、震災などに遭遇した時にも通用する大切な教えです。情報が氾濫しているなかで、何が正しく、何が間違っているか選択し、そこからどう行動するかの結論を導きだすことが大事だということです。インターネットの普及により簡単に情報が入手できる時代です。しかも、ネット上は間違った情報、悪意にみちた情報が圧倒的に多いともいわれています。日常的にこれとどう立ち向かうか、これが災害時の対応の訓練の場になるのかも知れません。