サイエンスキャンプ
「本物の学び」の一環として実施しているサイエンスキャンプ。昨年度は、鳥取大学の鳥取キャンパスで実施しました。鳥取大学は、中学2年生が行っている林間学舎の大山周辺の環境保全に係わっておられます。林間学舎と関連づけて実施している本校の環境教育の充実・深化を目指し、鳥取大学との連携を模索しているところから実現したものでした。
中高一貫校の特徴の一つとして、中学生に高校受験がないということが挙げられます。そこで、受験勉強ではなく、将来の自分の進路や大学での学びを意識して、中学3年生に大学の研究室での学びを企図したものがサイエンスキャンプです。夏休みの数日間を利用して、仲間とともに「研究体験」をすることは、進路意識の醸成、モチベーションアップに大きな役割を果たしてくれるものと考えています。高校1年生と中学3年生を対象に実施しています。「学び」に大きなインパクトを与える取り組みになっています。
今年度は、鳥取大学の医学部などがある米子キャンパスや徳島大学総合科学部でも実施していただけることになっています。いろんな大学でサイエンスキャンプの可能性を探っていたところ、新たに名古屋大学理学部で実現する運びとなりました。
「学び」おいて、大きな力を発揮するようになるには「学びの起動のスイッチ」が入る必要があります。それは、取りも直さず「面白い」と感じること、「どうして」、「なぜ」という疑問を放置できなくなることだと思います。学校の授業で感じることもある筈ですが、大学での研究に接することで、よりその機会が増えると考えています。