溢れる愛情で新入生の歓迎を
春休みもいよいよ終わりに近づきました。8日の入学式を始め、新入生を迎え入れる新年度の準備が行われています。新学年に合わせた教室の整備や校舎内の清掃なども終了しました。校庭の芝生も新芽が出て青くなっています。桜も満開です。週末の天気が荒れ模様とのことで、せっかく新入生を迎え入れようと精一杯花を咲かせている桜が心配です。例え、花吹雪となってしまっても、季節通り花を咲かせ新年度を歓迎してくれていることに変わりはありません。入学式では、桜の分も含めて、先輩が心をこめて新入生を迎えてくれることと思います。
「愛というものは貰った分だけしか人に与えられないものである」、というのは、レ・ミゼラブルのテーマでもあります。ならば、溢れるほどの愛を貰ったものは、溢れるほどの愛を与えることができるということになります。毎年、先輩が溢れるほどの愛情、気持ちをこめて新入生を迎え入れてくれています。それが受け継がれていくという良い伝統ができていると思います。力があるものは力を貸し、優しさがあるものは優しさでもって、経験のあるものは経験から得たものをアドバイスしてやるということができれば、お互いが安心して、気持ちよく学校生活を送ることができるでしょう。
先輩が築いた高い峰を、後輩が乗り越えていくという、好循環で第1ステージが終わりました。平成25年度のキーワードは「質的転換」だと、私は考えています。第2ステージは、今までの延長線上での成果ではなく、文字通り質的転換が期待できるところに来ていると思います。新入生の新しい風を受け、新しい境地を切り拓けるよう力を合わせましょう。