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服育講座

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 「起立」、「姿勢を正して」、「礼」、「お願いします」。大きな声が講堂に響き渡りました。進行役の先生から、「それでは、A組の学級委員号令をお願いします」、との合図の直後のことです。講堂の後ろに聴講に来られていた保護者も思わず起立されたそうです。頼んだ先生は「起立」まで入るとは思っていなかったようですが、それほど立派な号令でした。きょうの1限、講堂で行われた中学1年生と高校1年生対象の「服育講座」での一場面です。
 「知育」、「徳育」、「体育」など「育」のつくものが沢山あります。食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるようにするための「食育」もあります。「服育」は衣服を通して子どもたちの豊かな心を育むという考え方です。「ファッションとしての服装やその着こなし、もしくは着崩しではなく、社会で普遍的に通じる良識としての服装や着こなしがあるのではないか?」ということです。その場に応じた立ち居振る舞いを表す「所作」という言葉があります。この中には服装やその着装、着こなしも含まれています。今から出向く場所はどんなところか、それにはどのような服装が良いのかが判断できなければならないということになります。服装といっても、私服と制服では意味合いが大きく違ってきます。制服は、決められた着こなし方も含めてのもので、正しく着こなす事によって個性を発揮するものだ、と私は考えています。制服に愛着と誇りを持つ生徒であって欲しいものです。それにしても冒頭の「起立」の号令は、見事な「所作」でした。