来年度入試に向けて動き出す
新年度が滑り出し、ほぼ一ヶ月が経過しようとしています。新入生の宿泊行事、授業参観やPTA総会など4月恒例の行事が終わりました。新年度が始まったばかりですが、入試結果報告会など早くも来年度入試に向けた取り組みもスタートしています。厳しい経済情勢や少子化の中で、私立中学入試は受験率が低下してきていると言われています。大阪府などは底を打ったと言われていますが、兵庫県はなお厳しい状況だといわれています。中学は義務教育です。あえて私立中学を選ばなくても公立中学があるとの考え方もできますので、厳しさはなおさらの事です。
しかし、公立中学にはない私立中学ならではの取り組みや特長があります。それぞれの学校にある創立の精神に基づく特徴的で自由度のある教育が行えるのも私学ならではのことです。本校は「孝道」をベースに「人間力」と「学力」を兼ね備えた「社会で活躍するリーダーの育成」を目指しています。単なる受験学力だけではなく、「学び」の面白さを摑んでもらうために「本物の学び」の追求に力を入れています。また、環境教育も重要な柱として位置付けています。中学生が中心となって一年間の取り組みを「環境フォーラム」で発表します。今年は5回目を迎えます。高校受験がないことから、6年間のスパンで人間的成長を図る事ができます。部活動も然りです。学習と部活動の両立も可能です。今春の卒業生をみますと、現役で国公立大学に合格した生徒のクラブ加入率が、学年の加入率を上回っています。部活動で頑張っている生徒は勉強も頑張っているという事になります。これらを見極め、受験の検討材料にしていただければ幸いです。