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あすは「中秋の名月」

 中1から高3までの全学年が、当然のことながらレベルは違いますが漢字大テストに挑みました。中国から伝わってきた漢字、神様のお告げを記録しておくためのものとして宗教的な道具として使われ始めた甲骨文字が起源と考えられています。漢字は国を治める政治に大きな役割を担い、その後人々の気持ちや考えを伝える道具として発展してきたという歴史があり、今までに、約5万字(大修館書店『大漢和辞典』に収録)にのぼる漢字が作られてきました。その国の歴史や文化を知ることになる漢字、丸暗記で終わらせないで大切にしたいものです。
 ところで、あすは「中秋の名月」旧暦8月15日(十五夜)にあたります。月を鑑賞する慣習、これも中国から由来したものといわれています。秋の中日、旧暦の7月(初秋)、8月(仲秋)、9月(晩秋)の中日、8月15日をさすところから、「中秋の名月」になるそうです。「中秋の名月」といえば満月を想像しますが、必ずしもそうなるとは限りません。たまたま、一昨年、昨年、今年と3年連続満月となりますが、来年以降は少し欠けた名月が続くことになり、8年後でないと満月は見られないようです。
 幸いにも、あすも天気が良いようです。澄み切った秋の夜空に見事な満月が観られそうです。十五夜の月見は、この時期に収穫できた農作物をお供えし、その年の収穫を皆で祝う風習ともいわれます。農作物の収穫のみならず、今の自分をシッカリ見つめ、今後の成長を祈る(期する)機会にしたいと考えています。