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雲雀丘杯囲碁大会

H26.4.4%20%285%29.jpg きょう、本校の食堂で小学校低学年から中学生までの棋士が参加して雲雀丘杯囲碁大会が行なわれました。この大会は、本校の囲碁将棋部が囲碁の普及をかね初心者から有段者までが楽しく参加できる大会を計画したいとの思いで企画・運営したものでした。日本棋院関西総本部や関西棋院など多くの方の協力を得て開催の運びとなりました。大会は有段者の部、級位者の部に分かれてトーナメントで勝敗を競いました。トーナメント以外にも交流対局や「雲雀丘学園の部員に挑戦!」コーナー、日本棋院関西総本部のプロ棋士による初心者教室、指導碁も行なわれました。
 「交剣知愛(こうけんちあい)」という言葉があります。「剣を交えて、愛おしむを知る」、剣道を通じてお互いに理解し合い人間的向上をはかることを教えた言葉です。あの人ともう一度試合や稽古をしたいという気持ちになれるような試合や稽古をしなさいという教えです。「礼に始まり、礼に終わる」も同様。勝負に拘るあまり勝ったからと言って相手のことも考えずに喜びを前面に出す態度をとったり、負けたからと言って不機嫌や不遜な態度をとらないということです。相手の立場に立って考えることや思いやりの心を持つ人間として成長していくことが大切にされています。囲碁も「礼に始まり、礼に終わる」対局マナーを大切にされています。勝敗や技量の向上だけが目的ではなく人間的成長を目的としているところが共通しているように思いました。
 慣れないこともあり不手際もあったと思いますが、この小さな大会が「白黒の石を交えて、愛おしむを知る」場になってくれればと願っているところです。