中学1年生「グローバル研修」
中学1年生を対象に「グローバル研修」を実施しました。「グローバル研修」はクラス単位でなく、10人の生徒に外国人講師が一人つき、きめ細かな指導をします。また2日間の「英語漬けの授業」を通し、英語を話すことの楽しさを実感し、自分の意見を人前で発表することに自信を持たせるためのものです。中学1年生の比較的早い時期行うことによって、英語に対する苦手意識を持たせないことも目的にしています。
私は開会式で皆さんにお話しました。
国際化を迎えて皆さんには外国人と話す機会が増えます。そこで大切なことは臆せず、恥ずかしがらずに積極的に話すことです。英語を話すことが目的ではありません。ブロークンな英語でいい。自分の気持ち、熱意が伝わることが肝心です。そのためには日本の歴史、文化もしっかり勉強しておくと外国人との距離も一挙に縮まることを会社での自分の経験も交え話しました。
16人の外国人の先生方は、イギリス、アメリカ、カナダ、ジャマイカなど国籍、人種もささまざまです。初日は、スピーキングアクティビティとゲームを中心に研修を行いました。最初は緊張感が漂っていましたが、徐々に慣れ、笑い声とともに英語の声も大きくなってきました。10人の少人数ですのでグループ内でも友好の輪が広がっていい雰囲気であったと思います。
2日目は、午前にスピーチ練習を行いました。昨日は先生の声が廊下に聞こえていましたが、今日は生徒たちの笑い声だけでなく、英語が廊下にまでしっかりと聞こえてくるようになりました。午後には全員の自己紹介スピーチ発表会を行い、たくさんの保護者の方にも参観していただきました。修了式での生徒たちの笑顔が印象的でした。
今回の研修の成果は、この後の振り返りとこれからの英語教育の中で観ることができるものと考えています。当初目的の英語を話すことの楽しさと発表への自信をもち、英語が好きになってくれたものだと思います。生徒たちの能力は素晴らしく、成長はめざましいものです。63期生の力を感じることができました。この研修をきっかけに、一層英語学習が進むことを期待しています。