環境大使 6月12日 丹波篠山畑作体験 黒豆の播種(はしゅ)
6月12日(日)、環境大使と担当教員とで丹波篠山辻営農生産組合青野様の畑に畑作体験にいきました。篠山は丹波篠山黒大豆の産地で、毎年この貴重な黒豆の植え付けと収穫の体験をさせていただいています。
雨が予想される曇天の中、朝から篠山で黒豆の播種をしてきました。
まず、いつも通り辻生産組合の青野組合長からの農業についてのお話がありました。
「丹波黒大豆」の名前で流通する黒豆ですが、ここ篠山では地域の農家が月2回生産法に関しての研修を受け厳しい品質管理を行い「丹波篠山黒大豆」のブランドを特許庁に登録するなど、ブランド価値を高めて販売しています。予想以上に農家も頑張っていることに驚きました。
立ち枯れ病などの病気の対策、収穫量を増やす株の間隔、根の出る向き、土の方さ・深さなどの豆のまき方の説明がありました。
畝は中央が窪んで作られていて、その谷筋に種をまいていきます。雨が降った時に雨水が中央に流れ込むようにしているそうです。畝一つをとってもいろいろと工夫されています。
今年の生産組合の発芽試験では、例年ならば発芽率85%程度あるそうですが、昨年は不作で豆の収量も質も悪く、豆の発芽率は65%程度しかないそうです。
「丁寧な種まきで収穫率を上げるように頑張ってください。」とのことでした。
畔にはコモチマンネングサやニワゼキショウ、シロツメクサの花が咲き、小川にはイモリやカエルがいました。大使たちは、土の感触を楽しみながら、種まきを行いました。
午後からは、黒豆のもう一つの植え方、苗つくりを体験しました。120個のセル(小さな部屋)があるシートに土を入れ種をまくのですが、土の硬さや水の量、種の深さ、乾燥さず暖かくするなど微妙な加減が求められます。大使たちもその微妙さ加減を味合おうとチャレンジしていました。この日は、日差しも弱く作業が行いやすく、帰路に着くころには雨が降り出し、作物にも恵みとなり、農作業にはうってつけの一日となりました。
以下環境大使感想
・畑に黒豆を2種類の植え方を教わって、植えた。食べ物一つ一つにはすごい手間がかかっているんだと思った。
・植物のタネには植えるべき向きがあると知った。
・自然観察をした。コケは基本水辺にも、水辺でないところにもたくさん自生していた。
・黒豆のタネを植えて、糸を貼った。黒豆のセル成型苗を教えてもらって、黒豆の育て方が2つあることを知った。黒豆を育てるのは大変だと思った。とても楽しかったけど、疲れた。
・もみ殻を蒔いたり、セル成型苗を育苗した。黒豆の植え方や畑の耕し方などを教わるいい経験になった。黒豆を育てるのはとても大変だと思った。
・黒豆の種子を植えることにもコツがあるんだと思った。もみ殻を蒔いた時に、種子を植えた場所が分からなくて大変だった。
・種をまいて、土をかぶせた後にもみ殻を蒔くことによって、水分がそこに吸収され、蓄積され、なおかつ太陽の光をじかに浴びないため発芽に良いことを知った。農家の方は大変だと改めて思った。
・黒豆=苦労まめ っていうことがすごくよくわかりました!大変さが身に染みた分、収穫が楽しみです!楽しかった!また行きたいです!
・農家の方々の日々の苦労がわかった。みんなで一つの作業をすると団結を実感する。
・もみ殻は、黒豆に太陽の光があたって乾燥しないようにするためにまくのだと知った。農家の大変さが良くわかりました。楽しかったです!
・畑整備は腰が痛くなるほどがんばって袋に詰めることができた!日本一の丹波黒豆!
・黒豆に対して興味が持てた。もっと虫を捕まえたかった。