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高校男子硬式テニス部 試合結果

第58回兵庫県高等学校対抗テニス新人大会予選
(平成28年10月1日 於:県立三木高校)  
予選4回戦を勝ち抜き、本戦進出を決めました(兵庫県団体BEST8確定)

2回戦 4-1(VS六甲高校)
S1 高1池田善孝 (6-2)
S2 高2中山翔斗 (6-1)
S3 高2増田和弘 (1-6)
D1 高2石垣 凌 (6-3)
   高2瀧田修平 
D2 高2滝澤 龍 (6-2)
   高2調 一輝

3回戦 4-1(VS神戸高専)
S1 高1池田善孝 (6-3)
S2 高2石垣 凌 (7-5)
S3 高2中山翔斗 (6-1)
D1 高2瀧田修平 (6-0)
   高1野村和寛 
D2 高2滝澤 龍 (3-6)
   高2植草 峻

4回戦 4-1(VS三木高校)
S1 高1池田善孝 (6-4)
S2 高2石垣 凌 (6-7)
S3 高2中山翔斗 (6-0)
D1 高2瀧田修平 (6-2)
   高1野村和寛 
D2 高2滝澤 龍 (6-1)
   高2調 一輝


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10月1日(土)平成28年度兵庫県新人大会団体戦当日を迎えました。60期新体制になって以来様々な公式戦に臨んできましたが、全ては前半戦最大の山場であるこの大会に向けてのものであり、常にこの大会に照準を合わせて練習に取り組んできました。今年は団体第7シードを勝ち取り、実力通りに行けば兵庫県上位8校に入り本戦に出場できることになります。ここ数年は挑戦者としてBEST8戦に臨んでいたので、「順当に行けば勝てる」というプレッシャーを抱えての試合は不慣れであり、そういう意味での大きな不安を感じながら試合に臨むこととなりました。前日は会場近くのホテルに宿泊し、全員で気持ちを高めて会場(三木高校)入り。雨の影響でコート状況が気がかりでしたが、三木高校の生徒さんたちが朝早くからしっかり整備をしてくださり、予定通り試合が始まりました。雲雀丘はシード校のため2回戦からの出場となります。対戦校は六甲高校。試合前の力強い挨拶に少し圧倒され、また初戦の緊張感も手伝って少し硬さが見られましたが、試合の中でしっかり調整をして危なげなく2回戦を乗り切りました。S3で出場の増田も負けはしましたが、堂々とした試合ぶりでした。初戦を乗り切り体も気持ちもほぐれて迎える3回戦は神戸高専です。団体戦5試合目にして初めて自慢のシングルス3本揃い踏みとなりました。
球の切れと配球の妙で凡打の山を築く知性のスターターS1池田、多彩な変化球とストレートのコンビネーションで強打を許さない策略のセットアッパーS2石垣、そして重いストレートで胸元をえぐり、真っ向勝負を挑む魂のストッパーS3中山。相手も強く、なかなか思い通りに試合を展開させてもらえないところはありましたが、それぞれの持ち味を十二分に出して勝利を収めました。D2滝澤・植草ペアは本来の力が発揮できず残念でしたが、チームとしては余裕を持って勝利できたと思います。
そしていよいよBEST8を賭けた三木高校とのガチンコ勝負です。地区が違うので顔を合わせることもほとんどなく、不安要素がかなりありました。戦力分析を重ねる中、上位3名はかなりしっかりしており、戦力層は厚く、決して楽に勝てる相手ではないということだけははっきりしました。相手のホームグラウンドでの対戦ということを考えると多少不利かもしれないというのが本音のところで、重苦しい雰囲気の中で試合が始まりました。3面展開でS1・D1・S2がスタート。どの試合も一進一退で互いに一歩も引かない緊迫の試合展開です。
S1池田は当初リードしていたものの、流れをつかみきれず手探り状態で4-4に追いつかれました。相手S1は表情ひとつ変えず淡々とプレーし、ミスが少なく、決めに行ったボールもうまく拾ってつなげてくる素晴らしい選手で、精神的にもタフで隙がありませんでした。「ラスト2ゲーム、こんなすごい環境でテニスができる幸せをかみしめて試合を楽しもう」と気持ちを切り替え、何とか試合をものにすることができました。「互いに認め合いながらも譲れないものがある」という気持ちのぶつかり合いが大きな感動を生んだ壮絶な試合でした。この勢いに乗り、駆け引きと間の勝負が持ち味のテクニシャンD1瀧田・野村が2-2から4ゲーム連取して勝利。続いて力強いショットを武器に相手をねじ込むハードヒッターD2滝澤・調が素晴らしい反応とリズムで圧倒しました。チームとしての課題であったダブルスでしたが主軸の滝澤・瀧田を固定し、今大会は万全でした。S2石垣はもつれにもつれて1時間以上にも及ぶ激闘となり、負けはしましたが「勝ちに匹敵する内容」で相手チームのポイントゲッターに流れを渡しませんでした。そして最後はストッパーS3中山が奪三振ショーで締め、4-1で本戦切符を手にしました。キャプテンとして申し分のない試合内容で、試合後、相手校小川先生の第一声は「S3の選手はほんまに凄いですね」でした。「練習して課題を見つけてまた練習」単純ですがこれを毎日やり続けることはとても難しい。その難しいことがしっかりできているからこそ『やるかやられるか』という勝負の本質を試合で体現し、感動を生み他校の様々な先生方に褒めて頂けるのだと思います。
BEST8戦。終わってみれば快勝でしたが、三木高校の選手は気持ちが安定していて決して勝負をあきらめない粘り強さ、タフさを持ち、クラブ全体としても「テキパキとした行動」「安定感・一体感を感じさせる雰囲気」と、見習うべきところがかなりありました。この経験をぜひとも今後のクラブ活動に生かし、キャプテン中山を中心にしっかり取り組んでいきたいと思います。
さて次は10月29日(土)神戸総合で行われる団体本戦(雲雀丘は男女アベック出場となりました)です。相手は兵庫県第2シードの甲南高校。戦力差は大きいですが、粘って粘ってタフな試合ができれば何かしらの突破口が開けるかもしれません。目標である兵庫県団体BEST4まであと一歩。精一杯の戦いをしたいと思っています。