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環境大使 エネルギー体験校外学習

8月2日、環境大使と担当教員で「美浜エネルギー環境教育体験館 きいぱす」に校外学習に行ってきました。到着してまず体験したのは「かまど体験」、かまどでご飯を炊きました。初めてのかまど!飯盒炊爨などは学校でも体験していますが、こちらで体験する「三岡へっつい(きいぱすのかまどの種類)」では、焚付の仕方、薪の量、時間、など違うことばかりで、かまどの実用性を感じました。一つのかまどにつき、1升(1.5kg)のお米を炊いたのですが、そんなにたくさんのお米を炊くのも初めて!一体どんなに時間がかかることやら・・という予想に反して、15分ほどで火の番は終わりました。弱火を維持するのに薪を出し入れし、火が消えないようにうちわで扇いだり、火加減は少し難しかったですが、薪にいたってはなんとたった6本ほど(それでも火が強いくらい)でふっくらおいしいごはんが炊きあがりました。おこげもできて、ご飯のいい香りがいっぱいに広がり、薪の香りも一緒にとてもおいしいおにぎりができました。ご飯が焚き上がるまでには橋場館長様から、木炭・石炭などを見せていただき、コークス・鉄などのお話もしていただきました。
昼食休憩後からは、きいぱすのラボで「エネルギーの形態体験」を行いました。運動・熱・音・電気などのエネルギーを実際に作り出し、体験した値を比較しました。目に見えないし匂いもない、でも、形を変えたり、移動したり、「変化」した時だけ「そこにあった」ことがわかるのが「エネルギー」ということがわかりました。また、1000Jのエネルギーを生み出すことの難しさと、電化製品の消費電力を比較すると、普段いかに多くのエネルギーを消費しているのかもわかりました。感覚的に考えていたことが間違っているなど、エネルギーの問題はきちんとした裏付けや定量的根拠に基づき考えなければならないと考えされられた一日でした。
大使のみなさん、お疲れ様でした。次回の活動にも今回学んだ事を活かしてきましょう。ご助力を賜りました橋場館長様並びにきいぱすのみなさまに厚く御礼申し上げます。

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昔体験農家:ネジ式のカギは初めて!と窓を開けています

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米とぎ                      おかまを運ぶ 重い!!

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水はこころもち多めに・・        マッチで火種(杉)に火をつけます

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「三岡へっつい」の説明を聞きます: 効率的な作りで、薪も少ししか使いません

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石炭と木炭               石炭は水に浮くのか?興味津々で確認中

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おにぎりを作りました

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ラボでエネルギー学習               熱エネルギー体験

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電気エネルギー体験                音エネルギー体験
  
以下、大使感想
・初めて釜戸で米をたいた!昔の人はとてもすごいと思った。エネルギーは身近なものだけどあまり実感がなかったのが、この体験を通してとても力についた。
・いつもは自動でご飯がたけるけど、今日たいたように自分で火をつけ、火の調節をしてできた。ごはんはいつもよりおいしく感じられた。様々なエネルギーの形態を体験することができたが、中でも音のエネルギーが楽しかった。
・昔の人の暮らしがよくわかった。火をおこして、調節して、と自分たちでするのは大変だったけれど面白かった。音をあんなに鳴らしてもエネルギーは少ないというのに驚いた。
・日頃なにげなく使っているエネルギーはものすごく大きいものだとわかった。
・エネルギーは、使うのは簡単だけど作り出すのはとても大変だとわかった。
・一番驚いたのは薪の量です。20本ほど使うのかなと思っていましたが、8本しか使わなかったので省エネなのかと思いました。少し硬かったですけど楽しかったです!
・1000Jは1000Wを1秒間、1Wを1000秒とか思っていて、小さい値だなと思っていましたが、やってみるととても大きい値だなと思いました。実験は楽しかったけど、自分の速度が遅くてびっくりしました。
・米を洗い、火を起こすということがとても難しかったです。火も強すぎたり弱すぎたりしないかというところが特に難しかったです。そう考えると今の炊飯器はとてもすごいと思いました。これからも感謝していただきたいと思います。 いつも当たり前につかっているエネルギーを作るのがとても大変だということがわかりました。やっぱり節電は大切ですね。
・「エネルギー」という言葉はよく聞くけど、その実態を知らなかったので勉強になった。
・普段から何気なく使っている電気製品がどれだけのエネルギーを使用しているのかよくわかった。
・釜戸体験はこれまでに何度かしたことがありましたが、どれも失敗続きでした。しかし、今回橋場さんから上手に炊くコツを教えてもらったおかげで、今までにない出来栄えで、味も苦労した分おいしく感じられました。今回、自分たちの力で1000J作り出そうと精一杯がんばりましたが、予想以上に難しく、エネルギー発電効率の厳しさを実感しました。自分はこういったエネルギー体験施設を見学するのは今回が初めてだったので、日常生活で普段使っているエネルギーの重要性を感じました。今後は効率よくエネルギーを利用したいと思います。
・家で炊飯器でやったのと、釜戸の米では断然釜戸のほうがおいしかった! エネルギーは身近にたくさんあることがわかった。この施設にはたくさんのエネルギーを使った機器があって、水車をみたのは初めてだった。
・熱エネルギーがやっぱり大きかったです。運動エネルギーが2番めだったのにも驚きました。水車が身近にあまりなかったので見られてよかったです。昔の人のカギの作り方がすごく考えてあるなぁと思いました。火は、新聞とかも入れるけれど、あんな小さな木だけでできたので火をおこすのは少しのものだけでできるとわかりました。
・とても楽しかった!とにかく暑かった! 5分も水筒を降るのはすごくつらかった・・。発電機を回すときも途中でバテた・・。運動では先輩たちがとても速くて驚いた。声出しでは、1班がすごく大きかった。
・他のエネルギーについて(光など)も調べてみたい。