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大学合格祈願-京都北野天満宮(3)-

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北野天満宮参拝の後、担任の先生方と健仁寺に行きました。
国宝の風神雷神とダウン症の書道家金沢翔子さんの作品を見るのが目的でした。
金沢翔子さんの作品は、江戸時代俵屋宗達が描いた国宝「風神雷神」の横に「風神雷神」の四文字を力強い筆遣いで書いた四曲屏風作品です。展示では、中国唐代の漢詩集「寒山詩」を題材に、その根底に流れる禅の世界を翔子さんが力強く表現しています。 
気負いがなく、無垢のままに書をに向かう金沢さんの作品は、「どんな大家もまねできない。障害を感じさせない技術力もある」と書家真神仁宏さんも絶賛しています。国宝の横に置かれていたこの書は、国宝に見劣りしないぐらい見事なものでした。

金沢さんは、生後まもなく染色体異常と診断され、母の泰子さんは娘の将来を悲観し、「一緒に死ぬことばかり考えていた。」そうです。その翔子さんに母泰子さんは、粘り強く書を教え始めると彼女は、めきめきと腕を上げたそうです。
「ピンチとチャンスは裏表」の言葉の通り、社会で成功され活躍されている人は、どんな逆境にも諦めず粘り強く取組み、その状況を乗り越えられております。

受験という試練に負けずに金沢翔子さんのお母様のように力強く最後まで頑張り続けてください。